PS5の特徴と魅力とは

2020年11月12日に発売となったPS5(プレステ5、プレイステーション5)は、前世代機となるPS4と比較しても非常に高いグラフィック性能を持っている特徴を持っています。
PS4はノーマルタイプで1080Pの30fpsのフルHDだったのに対して、PS5は2016Pの60fpsの4K仕様がデフォルトになっているので、PS4と比較しても4倍の高スペックでゲームを楽しむことが出来ることが最大の特徴です。
さらに今後発売されるゲームによっては、最大8K120fpsまで対応することが発表されているので、まさに次世代機としての魅力が高いゲーム機として注目されています。

最低でも4K以上のディスプレイを同時に購入すること

しかしPS5自体のスペックが高く、非常に高品質な画質でゲームが楽しめるとしても映像を映し出すディスプレイの性能が低い状態では意味はありません。
現在主流となっているディスプレイはフルHDディスプレイであり、次世代規格の4K仕様のディスプレイを利用している人はまだまだ少ないです。
しかしこのゲーム機はデフォルトが4K、最大8Kまで対応しているので、高グラフィックを最大限まで実感したいというなら最低でも4K以上のディスプレイを同時に購入することをおすすめします。
4KになるとフルHDで感じやすかった画面のザラつき感が一切なくなり、非常にスムーズな画質になる特徴を持ちます。

次世代SSDによる読み込みの高速化を実現

特徴は他にもあり、次世代SSDによる読み込みの高速化を実現しており、このゲーム機に独自にチューニングしたSSDを採用したことから圧倒的なパフォーマンスを発揮することが可能になっています。
実際に読み込みの高速化がどれだけ進化しているかというと、PS4の約100倍の速度になるのでローンチタイトルである「デモンズソウルリメイク」はオリジナル版で10秒以上のローディングがあったのに対して、次世代機ではローディングなしでプレイをすることが可能となりました。
PS4に搭載されているHDDの転送速度が50~100MB/sなのに対して、次世代機の転送速度は5.5~9GB/sです。
同じ次世代ゲーム機である、XboxSeriesXの転送速度が2.4~4.8GB/sとなっているので比較するとXboxSeriesXより約2倍も速いことがわかっています。

今まで難しかった映像表現の幅を広げることが可能になる

超高速SSDはゲームプレイ中のローディング時間がなくなるだけではなく、瞬時にデータを読み込むことが可能となるので今まで難しかった映像表現の幅を広げることが可能になります。
例えば「ラチェット&クランク:リフトアパート」では、ゲーム中二様々な世界にワープする演出がありますが従来シリーズではワープする際に別の世界にデータを大量に読み込む必要があったため、ローディング画面が必要不可欠でした。
しかし次世代機なら瞬時にデータ読み込みを行えるようになるので、ローディング画面が必要なくなります。
現在次世代機でプレイできるゲームはまだまだ開発途中の作品が多いこともあり、今後アイディア次第では今まで見たことのないゲーム演出や体験が生み出されると期待されており、今後発売のゲームは非常に注目されています。

次世代機はPS4との互換性を持っている

現在発売後になっても次世代機が人気になりすぎてしまい、店頭に並んだ途端に売り切れてしまうといった状態が続いていますが、この人気の理由の一つに次世代機はPS4との互換性を持っていることが挙げられます。
そのためPS4のソフトを持っている場合でも、古いゲーム機を使い続けることなくさらに良い機能性の元でサクサクとプレイが行える点が人気の理由の一つです。
現在次世代機用に販売されている新作ゲームはまだまだ数が少ないといわれていますが、PS4の互換性をもたせたことにより同世代機の中でも最も発売タイトル数が多く、豊富なゲームをそのまま次世代機でもプレイできるようになったことは非常に理想的だと考えられています。
国内での発売タイトルは2019年までを集計すると、XboxOneが157タイトル、Switchが412タイトルなのに対して、PSが783タイトルと圧倒的にゲームソフトの充実度が高いことがわかります。
そのため古いハードから乗り換えるのを躊躇してしまうユーザーに対して、互換性があることをアピールしたことにより早くから多くのユーザーが次世代機を購入することになります。

一部のタイトルではブースト機能が適用されている

互換性を利用したいなら、PS5の2つのモデルのうちディスクドライブありの通常モデルを購入することによってそのままPS用ディスクを使用してゲームプレイが行えるので、パッケージ派の人も安心して利用することが出来ます。
そして互換性に限らず、一部のタイトルではブースト機能が適用されています。
これはソフトウェアメーカー側が対応する必要がありますが、ブースト機能を利用すれば従来作品の高フレームレート化が実現し、サクサクとして滑らかなゲームプレイが行えるようになります。
実際にPS4時代に発売された作品の中には、グラフィック重視したばかりにフレームレートを犠牲にしたタイトルも少なくないためこういった機能は非常に理想的だと考えられています。